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松江市在住サックス奏者 商工業者向け補助金で演奏ツアー

2024 4/13
全国/世界 島根(Shimane)
2024年4月13日
山陰プレス編集
宮本美香さん(撮影:Masashi Koyama)
宮本美香さん(撮影:Masashi Koyama)

島根県松江市在住のサックス奏者、宮本美香さんが「小規模事業者持続化補助金」を活用して県外での演奏ツアーに挑戦する。芸能事務所やライブハウスなど、企業や団体が商工業者向けの補助金を申請することはあるが、ミュージシャン個人がこの補助金を活用してツアーを行うというのは、あまり例が無い。

「小規模事業者持続化補助金」は、小規模事業者が経営計画に基づいて行う販路開拓などを支援する補助金だ。商工会や商工会議所の支援を受けながら補助事業を行う。主に小規模な商工業者などが申請している。

12歳からサックスを始めた宮本さんは島根大学教育学部を卒業後、教員となる。その後、退職し2009年からプロの演奏家として活動を始めた。

宮本さんは2023年3月ごろに新聞で同補助金のことを知る。申請締め切り直前の9月6日に松江商工会議所を通じて申請を行い、同年11月に採択された。

宮本美香さんが「小規模事業者持続化補助金」を申請した松江商工会議所

採択された補助事業の名称は「宮本美香 ソロ演奏ツアー」だ。全国でのライブ演奏のほか、ツアーで演奏する曲の制作や、公式ホームページの更新などを補助金活用により行う。曲の制作は、1970年代の大ヒットアニメ「宇宙戦艦ヤマト」の挿入曲を作曲した溝渕新一郎さんに依頼する。

ミュージシャンの演奏ツアーはプロモーターや主催者から出演依頼を受ける形で開催されるのが一般的だ。自ら主催する場合でも事業者向けの補助金を活用することはあまりない。音楽家としての王道を外れるからだ。

宮本さんはクラウドファンディングにより、2015年11月にファーストアルバム「CITY OF LAKE 」を自主リリースしている。当時、クラウドファンディングは世の中からあまり認知されておらず、賛否両論ある中での挑戦だった。現在ではミュージシャンがクラウドファンディングにより曲を制作することは一般的になっている。山陰では宮本さんが、さきがけとなって道を開いたと言える。

宮本さんは「県外での演奏ツアーはミュージシャンにとって販路開拓そのもの」と言い切る。

「私の取り組みを見て、他のミュージシャンにもこの補助金を活用する方法があることを知ってほしい」と話す。

山陰で生まれ育ち大学も就職も島根。演奏家としての活動も山陰で行ってきた。地元で活動するうち、人気ロックバンド「ウルフルズ」のリーダー、ウルフルケイスケさんなど著名なミュージシャンとも共演するようになった。山陰で活動してきた自分を広く認めてもらうにはどうしたらいいのか考えた結果、補助金を活用したソロツアーという結論にたどりついたという。

「全国には自分を好きになってくれる人がもっといるかもしれない。そういう人に自分から会いに行く」と意気込む宮本さん。

ツアーは2024年夏ごろに、各地の大都市で開催を予定している。

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全国/世界 島根(Shimane)
宮本美香さん(撮影:Masashi Koyama)

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