MENU
  • ホーム
  • 日本
  • 国際
  • このサイトについて
  • プライバシーポリシー
  • お問い合わせ
AD
サン・レターズ・プレス
  • ホーム
  • 日本
  • 国際
  • このサイトについて
  • プライバシーポリシー
  • お問い合わせ
サン・レターズ・プレス
  • ホーム
  • 日本
  • 国際
  • このサイトについて
  • プライバシーポリシー
  • お問い合わせ
  1. ホーム
  2. 国際
  3. コロナ禍の出場辞退乗り越え 客室乗務員(CA)めざす女子野球選手(前編) ~神戸弘陵学園出身の坂根凜さん~

コロナ禍の出場辞退乗り越え 客室乗務員(CA)めざす女子野球選手(前編) ~神戸弘陵学園出身の坂根凜さん~

2025 10/14
国際 日本
2025年10月14日
サン・レターズ・プレス編集
神戸弘陵学園にいたころの坂根凜(さかね・りん)さん
神戸弘陵学園にいたころの坂根凜(さかね・りん)さん

3年生にとって最後の夏がやってきた。若者は「あの場所」をめざす。たどり着けるのは2校だけだ。優勝候補の筆頭は準々決勝で姿を消した。負けたのではない。出場を「辞退」したのだ。敵は感染性の病(やまい)だった。3年間のすべてが奪われた。「あの場所」に行くために、日本中から集った仲間たちは泣き崩れた。

鳥取県出身の坂根凜(さかね・りん)さんは、運動ができるタイプの子どもではなかった。ピアノやソロバンといった習い(・・)ごと(・・)に通う少女だった。父や兄が野球選手だった影響で野球を始めた。野球を始めたことで少しずつ運動能力が向上していった。

小学6年生のときに、鳥取県の代表選手に選ばれるまでになった。代表チームでは、ほとんど完投して満足のいくピッチングができた。県外に出て自分の力を試したいという気持ちが生まれ、限界まで挑戦しようと考え始めた。

中学3年の夏まで軟式野球をやっていた。夏が終わるとボーイズリーグのチームに入って硬式野球に励むようになる。

ボーイズリーグは男子の硬式クラブが加盟する連盟だ。メジャーリーグで活躍するダルビッシュ有投手や、山本由伸投手もボーイズリーグを経験している。

男子に混ざって高いレベルで硬式のピッチングを身につけた。中学を卒業すると神戸弘陵学園高校に進んだ。

神戸弘陵学園にいたころの坂根凜(さかね・りん)さん
神戸弘陵学園にいたころの坂根凜(さかね・りん)さん

神戸弘陵学園は、全国大会で何度も優勝している女子野球の強豪チームだ。日本中から有力選手が集まる。卒業後は、プロ野球の女子チームに進む選手も多い。

坂根さんの1期上には、「読売ジャイアンツ女子チーム」で活躍する、島野愛友利(しまの・あゆり)選手がいた。

「読売ジャイアンツ女子チーム」の日髙結衣(ひだか・ゆい)選手が坂根さんの同期だった。「阪神タイガースWomen(ウーマン)」でキャプテンを務める正代絢子(しょうだい・あやこ)選手もいた。

強者(つわもの)ぞろいの中、坂根さんは3年生になるまでベンチ入りすらできなかった。競争は激しい。毎日「テストやぞー」と言われて神経が張りつめた。結果を残さないと試合に出られない。努力すればするほどプレッシャーが増していった。

鳥取から両親が試合の応援に来てくれたが「申し訳ない」「情けない」という気持ちでいっぱいになった。練習の体力的な厳しさよりも、強豪校にいるという精神的なプレッシャーの方が辛かった。

近年、強豪校では先発した投手がそのまま完投することは少なくなっている。プロ野球のように数名の投手により継投することが多い。

坂根さんは3年生になって、ようやくベンチ入りし、ローテーションの一角に名を連ねるようになった。3年間の苦労が報われる日が近づいた。

神戸弘陵学園にいたころの坂根凜(さかね・りん)さん
神戸弘陵学園にいたころの坂根凜(さかね・りん)さん(中央)

男子の高校野球は、各地区の予選で優勝した49校が夏の甲子園に出場する。女子は全国大会の決勝戦だけが甲子園で行われる。全国大会に出場しても、決勝まで勝ち上がらなければ甲子園の土を踏むことができない。

神戸弘陵学園は、前年夏の全国大会優勝校だった。秋の「ユース大会」も優勝した。この年、春の選抜決勝戦では延長10回タイブレイクの末に1点差で負けたが、準優勝していた。優勝候補の筆頭として、この夏も全国大会を順当に勝ち進んだ。

準々決勝の当日に悲劇が襲う。

学校が出場辞退することを発表したのだ。チーム内に新型コロナウイルスの感染者が出ていた。部員の多くに感染が見つかった。女子野球の最強チームは感染性の病(やまい)に敗れ、坂根さんの夏は終わりを告げた。

それから3年の月日が流れた。2025年9月、坂根さんはアメリカのフロリダ州にいた。

(後編につづく)

後編はこちらです。
↓↓

あわせて読みたい
コロナ禍の出場辞退乗り越え 客室乗務員(CA)めざす女子野球選手(後編) ~神戸弘陵学園出身の坂根... (前編より つづく)女子の高校野球では、全国大会の決勝戦だけが甲子園球場で行われる。3年生最後の夏、優勝候補だった神戸弘陵学園は、全国大会の準々決勝まで進んだ。チーム内に新型コロナウイルスの感染者が出たことで、準々決勝の当日に出場辞退を余儀なく・・・

関連記事

あわせて読みたい
センバツ唯一 決勝戦のサヨナラ本塁打 65年の友情はこの時から始まった 2025年3月22日、春の選抜高校野球(以下 センバツ)で高松商業と早稲田実業が対戦した。この日、甲子園球場3塁側アルプス席に2人の男性がいた。山口冨士雄(やまぐち ふじお)さんと吹野勝(ふきの まさる)さんだ。
あわせて読みたい
アメリカで日本代表をめざす 棒高跳び選手 坂口ジャスミン紫苑さん 2025年5月、アメリカで棒高跳びの日本代表をめざす選手がいる。坂口ジャスミン紫苑(しおん)さんだ。坂口さんは、ルイジアナ大学ラファイエット校に在学している。勉学に励むかたわら、アスリートとして
あわせて読みたい
アスリートを「通訳する人」が「かっこいい」(前編) フィリピンのベンゲット州立大学で英語チャレン... フィリピンの首都マニラから車で南へ5時間ほど走る。屋内壮馬さんが通うベンゲット州立大学がある。 ベンゲット州立大学は「ラ・トリニダード農場学校」を前身として、1916年に創設された。最初の生徒数は30名だった。学生の数は増え、名称の変更などを経て1986年に州立大学に…
あわせて読みたい
獣医をめざしてオーストラリアへ(第1話) 「オーストラリア日本野生動物保護教育財団」で学ぶ 田成... 「ケガをして持ち込まれた野生動物がいる。野生への復帰が難しい。獣医師のあなたは、どうしますか?」 日本の大学に入ったばかりのころ、授業で先生から問いかけがあった。 ほとんどの生徒は同じように答えた。 「保護をして、動物園などの施設で終生飼育をする」 先生が出した答えは……
あわせて読みたい
国境を越えて育つ、スロベニアの野球 ヨーロッパの小さな国、スロベニア。人口は約200万人で、日本の四国ほどの大きさがある。イタリア、クロアチア、ハンガリー、オーストリアに囲まれている。国土の約6割を森林が占める自然豊かな国だ。 スロベニアといえば…

Ad

国際 日本
神戸弘陵学園にいたころの坂根凜(さかね・りん)さん

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

Follow @saninpress
この記事をシェア

おすすめの記事

  • 雲南市創作市民演劇「KIRINJI〜新説・山中鹿介〜」=2019年上演
    2026年「雲南市創作市民演劇」 戦国武将「山中鹿介」と月山富田城をめぐる物語
    2025年9月27日
  • アメリカの大会に出場する坂口ジャスミン紫苑さん=2025年3月
    アメリカで日本代表をめざす 棒高跳び選手 坂口ジャスミン紫苑さん
    2025年5月30日
  • 黒坂要害山=2024年12月
    永平寺で修行の僧侶 地域のために「山」を新名所へ開発(鳥取県 泉龍寺)
    2024年12月2日
  • オーケストラリアの動物「ポッサム」
    かわいらしいのに不気味な「ポッサム」 【動物目線のオーストラリア暮らし】
    2026年3月15日
  • 「小規模事業者持続化補助金」の実績報告書を郵便局から発送した宮本美香さん=2024年8月
    サックス奏者 宮本美香 販路開拓の旅(5)小規模事業者持続化補助金で得た力
    2024年11月27日
  • 石見銀山(龍源寺間歩の入口)
    石見銀山発見500年へ 島根県と繊維業が連携 KITTE大阪に情報発信拠点
    2024年6月13日
  • 「太陽と月と風」で、主役の「太陽の姫」を演じる井口陽花(いぐち・はるか)さん(右)(photo by Serghei Gherciu)(写真提供:井口陽花さん)
    戦争が奪った夢を取り戻し主役の舞台へ バレエダンサー井口陽花さん
    2024年12月22日
  • 米子鬼太郎空港
    (空港で拾ったお金はどうなる?)グレーターベイ航空米子香港便 搭乗体験記⑥
    2025年5月22日
Ad
  • ホーム
  • 日本
  • 国際
  • このサイトについて
  • プライバシーポリシー
  • お問い合わせ

© San Letters Press|記事や画像等の無断使用を禁じます。

error: Content is protected !!