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  3. 石見銀山発見500年へ 島根県と繊維業が連携 KITTE大阪に情報発信拠点

石見銀山発見500年へ 島根県と繊維業が連携 KITTE大阪に情報発信拠点

2024 6/13
国際 日本
2024年6月13日
サン・レターズ・プレス編集
石見銀山(龍源寺間歩の入口)
2027年に、発見から500年目を迎える石見銀山(龍源寺間歩の入口)

株式会社石見銀山群言堂グループ(以下、群言堂グループ)が、大阪市内で新店舗「石見銀山群言堂 暮らしの旅へ」を開業する。営業開始は2024年7月31日。北区梅田の複合商業施設「KITTE大阪(キッテおおさか)」の3階に出店する。

同社は島根県大田市に本社を置いている。新店舗では主事業である衣料品に加え、島根の物産を販売する。鉱山遺跡「石見銀山」のPRなど、島根県と連携した県の情報発信拠点の役割も担う。

「KITTE大阪」は同日、JR大阪駅近くにグランドオープンする商業施設だ。物販・飲食・サービスなど様々な店舗が出店する。日本全国から地域発の特徴ある店舗が集まる。

「石見銀山群言堂 暮らしの旅へ」の売り場面積は48坪を予定している。衣料品の他に、石州和紙などの工芸品、石見焼などの陶器を販売する。

島根産の木工品なども販売する。これらの物産は島根にある15社以上の職人に製造を委託する。

売り場の内装は可能な限り「島根」にこだわった。島根の材料を使い、職人も島根から呼び寄せている。大阪で依頼した左官職人は島根県石見地方の出身だ。

「石見銀山群言堂 暮らしの旅へ」で販売を予定している工芸品の一部
「石見銀山群言堂 暮らしの旅へ」で販売を予定している工芸品の一部

採用する店舗スタッフには「島根研修」を行う。研修では、島根県内で「ものづくり」の現場を見学する。座学では「公益財団法人ふるさと島根定住財団」の職員により、島根や石見地方の歴史や地理についての講義がある。この研修で、石見銀山や島根の語り部として島根県をPRするスキルを身につける。

群言堂グループの前身は1979年に創業された繊維業の会社だ。現在、自社ブランドの衣料品を製造し、全国33店舗の直営店などで販売している。

2019年にはグループ内に「株式会社 石見銀山生活観光研究所」を設立して、観光業にも参入した。グループ主事業である繊維業以外に、旅館の経営や地域づくり事業を通して観光振興にも貢献してきた。小売業に加えて観光業のノウハウがある。

島根県大田市にある群言堂グループ本社 社屋(左)と社員食堂(右)
島根県大田市にある群言堂グループ本社 社屋(左)と社員食堂(右)

代表取締役社長の松場忠さんによると、今回の新規出店は自分たちのあるべき姿を考えるきっかけとなったのだという。群言堂グループは以前から、全国の直営店で石見銀山を発信する活動を行ってきた。

県と連携した今回の出店で、その原点に帰る。松場さんは「この活動を強化することにより地域に根ざしたブランドとして、世界中の人たちと繋がるものにしていきたい」と話す。

「石見銀山」は世界遺産に登録された鉱山遺跡だ。出雲大社などと並び、島根県を代表する観光地となっている。群言堂グループは社名の中に「石見銀山」という単語を盛り込んでいる。1527年に発見された石見銀山は、2027年に発見から500年目を迎える。この年は石見銀山の世界遺産登録20周年でもある。同社は観光業も手掛けていることから、この2027年に向けて中心的な役割を担うことが期待される。

全国に直営店を持つ群言堂グループは、いろいろな人を接客し、地域のことを話す機会がある。「これまでと同じ客数を追うのではなくて、自分たちの考えを理解する人を増やして(島根に)来てもらう」と話す松場さん。

「島根や石見には、これまで気づかれていなかった魅力がある。訪れてみたいと思うような何かを感じ取ってもらえるとうれしい」と抱負を語った。

株式会社石見銀山群言堂グループ 代表取締役社長 松場忠さん
株式会社石見銀山群言堂グループ 代表取締役社長 松場忠さん

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石見銀山(龍源寺間歩の入口)

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