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「挑戦に無駄なことなどない」 松江市出身の元ギタリスト 異分野で会社経営 (後編)

2024 6/06
全国/世界 島根(Shimane)
2024年6月6日
山陰プレス編集
小汀剛史さんが育てている多肉植物(アガベチタノタ)
小汀剛史さんが育てている多肉植物(アガベチタノタ)

(前編から続く)

ロックバンド「Supe(シュープ)」や「Porehead(ポアヘッド)」のギタリストとして活躍した小汀剛史(おばま・たけし)さんは、現在デザイン会社の社長を務める。バンドのホームページを制作する必要性からデザインの勉強を始めた。音楽引退後はデザインが本業となり、ミュージシャンだったころの経験が活かされている。

デザインを主な事業とするかたわら、最近は新しい事業にも挑戦している。多肉植物の育成販売だ。

「多肉植物」とは、水分を貯えるために特化した厚い葉や茎を持つ植物のことだ。砂漠や乾燥地帯などの過酷な環境に適応しており、サボテンやアロエなどがその代表例と言われる。少ない水分でも生き延びることができるため、家庭での観賞用植物としても人気がある。

小汀さんは2020年ごろに趣味で多肉植物の輸入を始めた。2022年2月にインターネット販売のサイトを開設して事業化した。海外から仕入れた多肉植物は、自宅で育成して販売している。

仕入は卸売業者を通さない。生産者から直接買い入れをする。輸入元は、台湾・中国・東南アジア・南アフリカなど世界各地だ。通訳に頼らず自ら英語で取引交渉を行う。小汀さんはシュープのギタリストだった時、アメリカを拠点に活動をしていた。外国人と英語で話すことに、ちゅうちょは無い。音楽をやっていた時の経験が、ここでも活かされている。

多肉植物を育てる小汀剛史さん

デザインの勉強を始めた時、将来それが本業になるとは考えていなかった。多肉植物の輸入を始めた時も、当初は販売目的ではなかった。

かつてバンドのホームページ制作のためにデザインを勉強したことで、それが後に本業となった。アメリカで音楽活動をしたことで、英語で話す度胸が身についた。おかげで多肉植物の取引交渉を英語で行うことができる。

「ミュージシャンとして成功したい」という夢を抱いた小汀さん。それは、胸を張って叶えることができたとは言えない。しかし夢を叶えようと必死に歩んだ道のりには、生きていくために必要な経験が無数に散りばめられていた。

今年は人員を確保して多肉植物の事業を拡大していきたいという。販売ページをリニューアルする計画もある。「チャレンジすることで得られるものは、失うものよりも大きい」と信じて挑戦を続ける。

「めざしている目標があるのは、生きている事を実感させてくれます。それだけで意味のある素晴らしいことだと思います」と語った小汀さん。

「得られるものはゴールだけにあるのではありません。そこに向かう過程で一つ一つ拾い集めていくものです」と締めくくった。

小汀剛史さんが所属していたロックバンド「Supe」
小汀剛史さんが所属していたロックバンド「Supe」(右から2番目が小汀さん)

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