
頭が赤く、黄色の首飾りをつけているこの鳥は、「オーストラリアブッシュターキー」と言います。前回紹介した「アイビス」とは違い、街中よりも緑の多い公園などを歩いていることが多いです。
(前回の記事は、こちらからお読みいただけます)
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ゴミ箱と呼ばれる鳥 「オーストラリアクロトキ(ビンチキン)」 【動物目線のオーストラリア暮らし】(第2回)
「オーストラリアブッシュターキー」は、私の家の裏にもよく姿を現します。落ち葉をほじくり返しながら地面を突いています。
暗くなってから、妙な音が聞こえてきたことがあります。人が歩く音と勘違いして、私は家の戸締りがしっかりできているか確認に行きました。実は、この鳥が落ち葉を掘り返す音でした。
地上だけでなく、高い木にたたずんでいるのを見かけることがあります。ニワトリよりは飛ぶことができるのかもしれません。
しかし、体が大きいこともあり、乗っている枝が折れて落ちてくることがあります。降り方が分からず戸惑っているように見える時もあります。飛ぶのが得意ではないのでしょう。
飛ぶことが苦手なら、おとなしく地上に留まっていて欲しいものです。たまに屋根に飛び移ってきて、鋭い爪で闊歩して騒音を撒き散らしていきます。
落ち葉が多いところに行くと、不自然に盛られた落ち葉を見かけることがあるかもしれません。これはオーストラリアブッシュターキーによって作られたものです。少し陰になっているところでは、落ち葉を後ろに蹴って1つの場所に集めています。
先日、初めてブッシュターキーの雛を見つけました。ニワトリの雛に比べて大きく、くすんだ灰色でした。柔らかそうな羽を持っていて、かわいらしかったです。
成長したブッシュターキーは、人をおそれることなく闊歩しています。雛は慣れていないらしく、すぐ木陰に引き下がってしまいました。
前回紹介したアイビスと、今回紹介したオーストラリアブッシュターキーは、ブリスベンではどこでも見ることができます。地元の人たちにとっても馴染み深い鳥です。
ブリスベンに来る機会があれば、わざわざ探しに行かなくても見つけることができるでしょう。そんなとき、この記事を思い出してもらえるとうれしいです。
【オーストラリア在住 Haruki Umemura】
○ Haruki Umemura ○
愛知県出身。幼少期から生物に興味があり、研究者を目指す。海洋生物学を学ぶため、研究が盛んなオーストラリアの大学に進学することを決意。高校卒業後、2023年4月にオーストラリアへ渡航した。シドニーの語学学校で学んだ後、2024年、ブリスベンのクイーンズランド大学に入学。同大学で海洋生物学について学んでいる。ブリスベン在住。

