MENU
  • ホーム
  • 日本
  • 国際
  • このサイトについて
  • プライバシーポリシー
  • お問い合わせ
AD
サン・レターズ・プレス
  • ホーム
  • 日本
  • 国際
  • このサイトについて
  • プライバシーポリシー
  • お問い合わせ
サン・レターズ・プレス
  • ホーム
  • 日本
  • 国際
  • このサイトについて
  • プライバシーポリシー
  • お問い合わせ
  1. ホーム
  2. 日本
  3. 人々に支えられ 農業のネタしかやらない農家芸人「てんてらてーんあきら」(第4話)

人々に支えられ 農業のネタしかやらない農家芸人「てんてらてーんあきら」(第4話)

2026 3/20
日本
2026年3月20日
サン・レターズ・プレス編集
「てんてらてーんあきら」さん
「てんてらてーんあきら」さん(写真提供:てんてらてーんあきらさん)

(第3話よりつづく)

ピン芸人の「てんてらてーんあきら」は「農家芸人」だ。東京に進出して「やさい-1グランプリ(やさいわんぐらんぷり)」で準優勝するなど、少しずつ成長してきた。

あきらは、なかなか芽が出なくて芸人をやめようと思ったことがある。

(自分には才能がないのではないか)

「おれ、農業やろうかな」

あきらは親友の前でポロっと弱音を吐いた。高校生のときから仲良くしている和歌山の親友だった。

あきらは芸人をやめるつもりで親友を誘った。

「1人で農業やっても楽しくない。農業法人をつくって、一緒にやっていこう」

親友は、あきらに答えた。

「俺は、おまえが芸人として売れるのをいちばんに応援している。もし芸人として売れなくても、和歌山に帰ってくるとしても、いちばんの味方(みかた)としてここにいる。いまのうちは、あきらめるな。おもいっきりやってこい。無理だったら一緒にやろう」

帰れる場所があるうれしさと、学生時代からの親友が背中を押してくれている心強さ。

エネルギーをもらって素直にがんばろうと思えた。奮起したあきらは、怒涛(どとう)のようにネタを書きまくった。

あきらには、芸人でいたい明確な理由がある。

農業に興味のある人は、自分で農業のことを調べる。8割ぐらいの人は関心がない。農家が熱く語ると、圧を感じて引いてしまう。芸人なら楽しく明るく、おもしろく農業を語れる。

農業っておもしろい、野菜っておもしろいと感じてもらえれば……。

野菜を食べてみよう、農家から直接買ってみようと考える人が増えるかもしれない。

あきらは、農業のネタしかやらない。お笑いを通じて農業に興味をもってもらいたいという信念があるからだ。

興味をもってもらえれば農家は成長できる。農業に興味をもってもらうために、あきらは芸人を続ける。

農業ネタしかやらない、農家芸人の「てんてらてーんあきら」さん
農業のネタしかやらない、農家芸人の「てんてらてーんあきら」さん(写真提供:てんてらてーんあきらさん)

将来は、自分が育てた野菜を、お笑いライブの会場で販売する構想がある。自分の畑で収穫した野菜や果物を、手作りの「グッズ」として販売したい。

母が倒れたとき、宮崎から和歌山まで車を13時間走らせ続けたのは、専門学校時代の親友だった。

嫌いだった農業を好きになったのは、新規就農の人に楽しさを教わったからだ。

高校を卒業してすぐに芸人になるのは怖かった。背中を押したのは父だった。

ピン芸人になる道を開いてくれたのは、コンビの相方だった先輩だ。

あきらが弱音を吐いたとき、高校の親友は「和歌山で待ってるから、まだあきらめるな」と支えた。

ひとりで何かをできるわけではない。ずば抜けた才能があるわけでもない。心が折れずに元気にやっているのは周りの人たちのおかげだ。

芸名の「てんてらてーん」は和歌山弁の「てんてらてん」から取った。「てんてらてん」には「頂上」や「てっぺん」という意味がある。

多くの人々に支えられ、あきらは芸人の「てんてらてん」をめざす。

(完)

農業が大好きな、てんてらてーんあきらさん(
左)(東京に来てからも、知り合いの畑を手伝うことがある)
農業が大好きな、てんてらてーんあきらさん(左)(東京に来てからも、知り合いの畑を手伝うことがある)(写真提供:てんてらてーんあきらさん)

関連記事

あわせて読みたい
人々に支えられ 農業のネタしかやらない農家芸人「てんてらてーんあきら」(第1話) 母が倒れた。命が危ない。芸人の「てんてらてーん・あきら」は、和歌山から自転車で宮崎に来ていた。宮崎から和歌山までは、直線距離で測っても560キロはある。危篤の母がいる和歌山に、自転車で向かったのでは間に合わないかもしれない。直通の新幹線もない。車で高速道路…
あわせて読みたい
人々に支えられ 農業のネタしかやらない農家芸人「てんてらてーんあきら」(第2話) (第1話よりつづく) 「てんてらてーん・あきら」は、子どものころからお笑い番組が好きで、人を笑わせるのが好きだった。周りの人には将来、芸人になると公言していた。高校を卒業するときは、お笑いの世界に飛び込む決心が…
あわせて読みたい
人々に支えられ 農業のネタしかやらない農家芸人「てんてらてーんあきら」(第3話) (第2話よりつづく) 「てんてらてーん・あきら」は、芸人になるか農業を続けるか迷っていた。母が倒れたとき、父に背中を押されて、芸人になる決心をする。大阪にある吉本興業の芸人養成所に入った。 あきらの場合は、好きなことがそのまま仕事になった。「お笑いで食べていくぞ」と意気込んでいたわけ

Ad

日本
「てんてらてーんあきら」さん

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

Follow @saninpress
この記事をシェア

おすすめの記事

  • 災害時の口腔ケア用品
    ~災害時の口腔ケアの方法~ 歯科医「太田秀人」 太宰府から口福(こうふく)を届けます② 
    2025年7月31日
  • 村岡苑子さん
    チェリスト村岡苑子さん、新境地へ
    2024年3月21日
  • 高校生のときの坂根凜さん(中学時代に所属したチームの試合に助っ人として参加したときの写真)
    コロナ禍の出場辞退乗り越え 客室乗務員(CA)めざす女子野球選手(後編) ~神戸弘陵学園出身の坂根凜さん~
    2025年10月27日
  • 南勝線の着工と起工式について知らせるチラシ(1974年ごろのもの)(資料提供:倉吉観光MICE協会)
    幻に終わった旧国鉄「南勝線」 廃線の記念印 限定販売
    2025年5月15日
  • 浜田市で米作りを学ぶ水津満共さん(中央の黒っぽい上着を着ている人が水津さん)
    農業から小売り・加工品の製造まで~総合食品企業をめざす青果店~ 「ファーマン・キッチン・マーケット」(大阪吹田市)
    2025年7月6日
  • 米子鬼太郎空港に設置された外貨自動両替機(中央の黄色い機械)
    グレーターベイ航空米子香港便 搭乗体験記⑤(外貨は現金書留で送れない?)
    2025年4月30日
  • 東京都内の初ライブで2曲目の演奏を力強く終えた、ほりピさん (前編より つづく)
    エレクトーン奏者「ほりピ」さん 東京都内で初ライブ(後編)
    2025年4月29日
  • 「出雲そば いいづか」の「割子そば(三枚)」(左端、茶色の液体は、てんぷらの「つゆ」)
    「出雲そば いいづか」(広島)【覆面調査 地方発グルメ】
    2025年8月10日
Ad
  • ホーム
  • 日本
  • 国際
  • このサイトについて
  • プライバシーポリシー
  • お問い合わせ

© San Letters Press|記事や画像等の無断使用を禁じます。

error: Content is protected !!