MENU
  • ホーム
  • 島根
  • 鳥取
  • 全国/世界
  • このサイトについて
  • プライバシーポリシー
  • お問い合わせ
山陰プレス
  • ホーム
  • 島根
  • 鳥取
  • 全国/世界
  • このサイトについて
  • プライバシーポリシー
  • お問い合わせ
山陰プレス
  • ホーム
  • 島根
  • 鳥取
  • 全国/世界
  • このサイトについて
  • プライバシーポリシー
  • お問い合わせ
  1. ホーム
  2. 鳥取(Tottori)
  3. 「『見守り保育』の考え広めたい」 開園10周年「風りんりん」代表の想い

「『見守り保育』の考え広めたい」 開園10周年「風りんりん」代表の想い

2024 4/01
鳥取(Tottori)
2024年4月1日
山陰プレス編集
鳥取砂丘で遊ぶ「風りんりん」の園児たち
鳥取砂丘で遊ぶ「風りんりん」の園児たち

自然の中で保育を行う「森のようちえん」として2014年に鳥取市でスタートした「風りんりん」が今日、4月1日に10周年を迎えた。代表の徳本敦子さんは「育てるではなく、育つ力を見守る」という考えに重点を置き、子供の自主性を最大限に尊重する子育てが大人も子供も幸せにすると語る。

森のようちえんは1950年代にデンマークで始まったとされ、日本では1980年ごろから広まり、現在では全国に約300団体あるという。0歳からの未就学児を対象に、森や海、川など地域の自然環境での活動を中心に保育活動を実践するのが特徴だ。

風りんりんでは市内の森や里山などで日中の大半を過ごし、時には子供だけでの自炊活動を実施するなど、子供が自ら生きる力を身につけることに主眼を置いている。

風りんりんは2014年、県のモデル事業の対象となり翌年から創設された「とっとり森・里山等自然保育認証制度」で認定され、補助金を受給して運営されている。

徳本さんによれば森のようちえんへの補助金制度は、当時すでに県内で森のようちえんを運営していた別の団体の積極的な働きかけにより全国で初めて実現したという。

利用料に応じて一定割合を県が負担する仕組みで、鳥取市など市や町がさらに一部を負担する自治体もある。

一方で、一般的な「幼稚園」である認可園との補助率には差があり、利用料に差が出やすいのが実情だ。一般的な幼稚園の必要職員数は子供1人に対して30人だが、野外活動が中心の森のようちえんは子供6人に対して職員1人と定められているなど、運営にかかる費用も高い。

徳本さんは県や市の補助金に対し「非常に助かっている」としつつ、「森のようちえんに入れたいと思っても、利用料が高いから選ばないという保護者もいるのではないか」と危惧する。長年にわたり認可園並みの補助を求めて県に働きかけているが、改善は数十円ほどにとどまっているという。

野外クッキングで火をおこす「風りんりん」の園児たち

そんな徳本さんの夢は「すべての幼稚園が森のようちえんのようになること」だ。

それは単に形式的なことではなく、「見守り保育」という考え方の浸透を指している。

「子供には子供の世界があり、自分たちでルールをつくり、コミュニケーションをとりながら社会生活を学んでいく。大人がすべきことは子供がやりたいことを実現できる環境を用意することと、安全に活動できるよう見守るだけ」。

それにより自分で考える力のある子が育ち、大人も「しっかりしつけなくてはいけない」「他の子と比べてうちの子は遅れている」といったプレッシャーから解放され、互いにとって幸せな子育てになるという確信が徳本さんにはある。そこには10年間見守り保育を貫くことで経験してきた強い実感が込められていた。

(注:取材日時点で「森のようちえん 風りんりん」のホームページには「2015年4月開園」との記載があります。開園は「2014年4月1日」で間違いないと、徳本敦子さんに確認の上で記事を作成しています。)

鳥取(Tottori)
鳥取砂丘で遊ぶ「風りんりん」の園児たち

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

Follow @saninpress
この記事をシェア
  • 上場企業発行の地域密着情報誌「こはく」10周年
  • アメリカから移住の夫婦 自宅改築で国際交流センター

おすすめの記事

  • 東日本大震災の被災者を招待して行った書道交流会(福岡県内)=2012年8月
    【連載】歯科医「太田秀人」 太宰府から口福(こうふく)を届けます⑤ ~災害時の栄養と健康~
    2025年11月2日
  • サヨナラ本塁打を打った山口冨士夫さんを迎えて喜ぶ、高松商業ナイン(1960年 第32回選抜高校野球 決勝戦)(写真提供:吹野勝さん)
    センバツ唯一 決勝戦のサヨナラ本塁打 65年の友情はこの時から始まった
    2025年3月29日
  • 「あいうべ体操」の説明を行う口腔機能支援チームのスタッフ
    【連載】歯科医「太田秀人」 太宰府から口福(こうふく)を届けます③ ~命を守る、お口の体操~
    2025年9月4日
  • セリフの指導をするモンデンモモさん(4月3日 東京都杉並区の永福和泉地域区民センター)
    山陰ゆかりの舞台「稲田姫物語」 東京都府中市で上演
    2024年4月14日
  • 災害時に、屋外で子供たちの歯科検診をする歯科医(白衣の人)
    【連載】歯科医「太田秀人」 太宰府から口福(こうふく)を届けます④ ~子どもの口は履歴書~
    2025年10月6日
  • 東京都千代田区丸の内にある東京會舘で演奏する、ほりピさん
    【連載】エレクトーン奏者「ほりピ」 ひとりでオーケストラやってます♪(たぶん)①
    2025年11月10日
  • 高校生のときの坂根凜さん(中学時代に所属したチームの試合に助っ人として参加したときの写真)
    コロナ禍の出場辞退乗り越え 客室乗務員(CA)めざす女子野球選手(後編) ~神戸弘陵学園出身の坂根凜さん~
    2025年10月27日
  • アメリカの大会に出場する坂口ジャスミン紫苑さん=2025年3月
    アメリカで日本代表をめざす 棒高跳び選手 坂口ジャスミン紫苑さん
    2025年5月30日
  • ホーム
  • 島根
  • 鳥取
  • 全国/世界
  • このサイトについて
  • プライバシーポリシー
  • お問い合わせ

© San-in Press|記事や画像等の無断使用を禁じます。

error: Content is protected !!